教育理念

テーマは人間的成長 塾長 内山隆史

便利で不自由のない生活、この豊かな時代に生まれてきた子どもたちは、この先何を目指せばいいのでしょうか。今の大人は、こんな時代の子どもたちに、何を示し、どう導いてあげたらいいのでしょうか。

私は人口4万人ほどのニット製品、繊維の町として名高い、新潟県見附市に生まれ、見附小学校、見附中学校で過ごしました。小学校時代はとにかく悪ガキで、家で勉強なんてしたことない、外で遊びまわり、いたずらばかりという日々。母親は外では頭ばかり下げていたそうです。

そんな少年時代に私を支えてくださった先生がいます。悪ガキの私を抑えつけるのではなく、よい面を引き出そうとしてくださった先生。勉学の楽しさを教えてくださり、私の向上心に火をつけてくださった先生。今思い返せばその恩師との出会いがなければ、私の人生は違ったものになっていたかもしれません。

これらの経験をもとに、これからの日本を背負って立つ子どもたちに、いやそんな大きなことを言わなくても、自分の人生を幸せで素晴らしいものにしてほしい子どもたちに、何かしてあげられることはないか。私が出身地でもあるこの見附で塾を開業しようと思い立った根源はそこにあります。

よつば塾は“人として成長すること”がテーマです。人は一人では生きていけません。この先どんなに技術が発展して、社会が豊かになろうと、人として生きている限り、周りの人と共存・共命していかなくてはなりません。人生、山あり谷ありです。良いこともあれば、悪いこともある。楽しいことがあれば、つらいこともある。仲良くできることもあれば、ケンカをすることもある。必ず表と裏が存在するのです。表ばかりだと裏の存在すら気付かない。裏があるから表だということがわかる。
これらは経験の中で理解し、学んでいくのでしょうけど、一人では決してわかりえない。周りにいる人が教えてくれると思うのです。嫌なことを言って傷つけたくないと本音を言わない人もいるかもしれません。上辺だけいいことを言って、影では嫌味を言っている人もいるかもしれません。言いづらいことでも、正直に自分の悪いところを指摘してくれる人もいるかもしれません。人はそうやって周りの人から学び、周りの人に支えられて生きていくものではないでしょうか。

よつば塾は、勉学を通じて、人とはどうあるべきか、この先の人生をどう歩んだらよいか、共に悩み、共に探り、互いにみんなで向上していく場を提供します。私も他の先生たちも完璧な人間ではないかもしれません。だから通ってきている塾生から学び、日々成長しています。目標とする点数を取ってもらうこと、志望校に合格してもらうことも、よつば塾の大きな願いです。先生たちは全力で応援します。でもそれだけではない、その目標達成の過程の中で塾生に伝えたいこと、心に留めておいてもらいたいことがたくさんあるのです。

よつば塾の扉を開いて、入門してきてくれた塾生に約束します。学び、成長することの喜びを実感し、将来の糧となる体験をしてもらうことを。 この塾生の成長こそが、私が育った見附や恩師の方々への恩返しであるのと同時に、私の使命でもあるように感じます。

 

よつば塾では「よつば塾5か条」を掲げ、塾生に「人としてのあり方」を伝え続けています。あえて、易しい言葉は使っていません。その言葉や表現の真意をわかってもらうためです。よつば塾の教育理念がこの「よつば塾5か条」に集約されています。

よつば塾 5か条

1.感謝を忘れない
どんなに苦しくてつらい状況でも、それは自分自身を生まれ変わらせてくれるチャンスかもしれないと思い感謝をしよう。どんなに嫌な人がいても、ひょっとしたらその人が自分を育ててくれるかもしれないと思い感謝をしよう。そして、ご先祖様がつないできた命を親から受け継ぎ、今自分が生きていることに感謝しよう。人は一人では生きられない。自分の置かれた環境、自分を支えてくれる周りの人、そのすべてに感謝をすると人生は素晴らしいものになる。
その反対に不平・不満ばかり言っている人がいる。それは自分だけでなく、それを聞かされている周りの人までも不幸せにする。不平・不満は人類の天敵である。

2.利他の心をもつ
誰もができ、簡単に幸せになれる方法がある。それは、人に喜びを与えることです。「自分に何ができるか」を考え、それを実行すればいい。「他人の成功は自分の成功」とはよくいったものです。他人の喜びが自分の充実感につながる。自分にできることで人を喜ばせる。これだけで幸せになれるのです。
<無財の七施>…お釈迦様のことば
①眼施(げんせ)
やさしいまなざしで人に接すること。
②和願施(わがんせ)
にっこりやさしい和やかな顔で接すること。
③言辞施(げんじせ)
ことばで人を励まし、施しを与えること。
④身施(しんせ)
自らの身体を使って人のために尽くし、働くこと。
⑤心施(しんせ)
思いやりの心をもって接すること。
⑥床坐施(しょうざせ)
場所や席を譲ること。
⑦房舎施(ぼうしゃせ)
ねぎらいの心をもって人をもてなすこと。

3.精進せよ
今自分の置かれている環境や与えられた課題に向かって一心不乱に励んでみよう。一所懸命、ただひたすら打ち込んでいるときは、不平・不満や愚痴は出てこない。勉学でもいい、スポーツでもいい、無我夢中で取り組んでいると、自然と人格が磨かれ、いいことが舞い込んでくるものです。どんな状況の中にいても、努力する習慣を身につけるというのは、その人の運命を発展させていく根本である。

4.素直・謙虚であれ
うまくいっている人を見たら「すばらしい」と“素直”に認め、賞賛を贈ろう。そして、いいことなら“素直”にそこから学び、マネをしてみよう。疑いをもったり、妬んだり恨んだりしなくていい。逆に「すばらしいね」と褒められたら、「○○のおかげです」と“謙虚”な気持ちをもとう。慢心せず、驕らず、どんなに調子がよくても「おかげ様」の精神を忘れないでいよう。誰とも何とも争わないこの“素直”で“謙虚”な気持ちこそ、人から好かれ、成長するための近道である。

5.自己責任
「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。たまたま「達成できた」のではない。必ず「達成する」という決断を自分でしたのである。すべての行動は“決断”からくる。良い結果も悪い結果もすべて自分が選んだものである。つまり、人生は自分の設計図通りに展開されるにすぎないという ことでありすべての結果は“設計図”を描いた自己の責任なのである。